10年ぶりのビッグエッグ
ポルノグラフィティ 20th Anniversary Special LIVE NIPPONロマンスポルノ19〜神VS神〜9/7.9/8
1日目はアリーナ、2日目は2階席、近くからと全体像を見れた。
台風を連れてくるポルノはやっぱり雨バンドかしら。
でも雨の日の方が年間で見たら少ないからレア。
開始前は両端の画面にポルノ展で書かれたメッセージがたくさん映る。
文字だと見つけにくいからイラスト描いておけばよかった(次回の参考までに)
キューブ教頭のお客さんいじりは、VSにちなんで対決企画。
ペアを選んで、変顔対決、真顔対決、見つめあい対決。
あとはアリーナ、1階席、2階席で早口言葉対決。
ヴォイス、渦、幸せについて本気だして考えてみた、ネオメロドラマティックなどを言わせる。
SEが鳴ると花火の特効で幕開け!びっくり!
15周年のとき、ワーナー映画の始まりのパロディみたいだったけど、今回の20周年はさらにパワーアップしてて豪華なワーナーみたいになっていた。
◎プッシュプレイ
昭仁さんのボーカルと晴一さんのコーラスで最初のフレーズがスタート。
一瞬で鳥肌が立った。
A面じゃない曲を1曲目に持ってくるとは。
そしてみんなに向ける楽しいだけのライブではなくて、ポルノが自分達の20周年をしっかり振り返ってやっていくライブだって感じられて涙。
「あのロッカー まだ闘ってっかな?」明朝体で画面に表示される。
2日目はセンターステージから登場。
コードが音源ではD(ディーメジャー)だけど、今回のライブではE(イーメジャー)で、なんでかなと思ったら後に答えが分かる。
◎メリッサ(9/7)
Mugen(9/8)
この勢いがポルノだよねーと嬉しくなる。
メリッサでは「胸を貫けー」のロングトーン!
◎THE DAY
この曲を出したのが2年前。全く衰えないポルノ。
◎本間昭光メドレー
ミュージック・アワー→マシンガントーク→ヴォイス→狼→ミュージック・アワー
特別ゲスト一人目は本間さん。
1日目の思い出話が、まあ長いこと(笑)
「座ってっていうの忘れた(笑)」
ポルノの第一印象を聞かれて、「存在感はあったよ。存在感は後からつけられないものだからすごいと思った。針金入りのスカーフしてるのはどうかと思ったけど」
「狼とアゲハ蝶どっちをA面にするか悩んでいて、アゲハ蝶にしたんだけど、発売前にライブで両方演奏したら圧倒的に狼の方が評判良かったからやばいと思った」
ヴォイスのイントロが印象的。
ミュージック・アワーがいつもより明るいお祭りっぽいアレンジになっていた。
◎アポロ
1番は昭仁さん、晴一さん、本間さんの3人でセッション。
ドームなのにまるでディナーショーを見ているようだった。
2番からバンドも入ってくる。
◎グラヴィティ(9/7)
n.t.(9/8)
グラヴィティはアニメで三日月に乗ってる子どもの映像。
イントロが流れるとファンが息を飲んでじっと見ていた。
n.t.はゆらゆら波をうって歪む映像。
◎Twilight,トワイライト
昇華していく感じが「デッサン#1」と通ずるものがある気がする。
個人的にライブであまり曲にのめりこんだことがないけど、今回のトワイライトは曲に入り込んでいて、気付いたら終わってた。
晴一さんギターのエフェクターをいじって音を変えている。
V字のギター珍しい。
◎昭仁さんソロコーナー
鳥のさえずりが聞こえると笑いが起こる。
ピンスポをあてられて歌う。
n.t.(9/7)
鬱期の曲。
周りは変わっていくのに自分は変われない様を書いた曲。
感情に任せて書くとうまくいかないことが多いけど、これは感情をのせてまとまった。
当時は自分が若かったから売れてていいなと思ったけど、それなりの年齢になると環境の変わる大変さを理解できるようになって、歌詞の捉え方が変わってきた。
瞳の奥をのぞかせて(9/8)
1番が終わると昭仁さんの後方の暗闇からNAOTOさん登場!割れんばかりの歓声。
バイオリンがあるなしで、こんなにも曲の胸への響き方が違うなんて。
◎晴一さんソロコーナー
Hey Mama(9/7)
ウェンディの薄い文字(9/8)
晴一さんソロ曲両方聞けた~歓喜!
Hey Mamaを繰り返した2回目は日本語訳。
「僕はママに怒られたら泣いちゃうけど、パパには優しくしてあげて」ニュアンス。
◎渦(9/7)
リンク(9/8)
「渦」のAメロはCDだとただ雰囲気で掠れさせようとしている声だけど、長年歌い続けてきて今は感情から掠れているよう。
◎俺たちのセレブレーション(9/7)
サウダージ(9/8)
特別ゲスト二組目→9/7ファイヤーホーン
9/8NAOTOストリングス
ファイヤーホーンのとっちーとあつきさんは髭男のサポートで見たから、また出会えて歓喜!
「サウダージ」の郷愁を感じるのはストリングスのおかげといっても過言ではない。
「俺たちのセレブレーション」はこういうときに映える。
◎ジレンマ(9/7)
ブレス(9/8)
ジレンマはアンコールじゃなくて中盤にやる方向にしたのかしら。
9/7はファイヤーホーン、9/8はNAOTOストリングスがバックにつく。
ホーンだとかわいらしくて寄り添ってくれてるような、ストリングスだと壮大で広義の愛を考えられるような、そんな違いを感じた。
大切で大好きな曲だから、色んなパターンで聴けて胸いっぱい。
◎ラック(9/7)
Zombies are standing out(9/8)
重めのロック。
ゾンビ本当にかっこいい。若者バンドの憧れでいてほしいと切に願う。
◎キング&クイーン(9/7)
サボテン(9/8)
大雨にうたれながら聴いたしまなみロマポルの始まりを懐かしんだり、ポルノ展で展示されていた当初の歌詞と比較したり、一曲一曲にちゃんと自分のエピソードを持っていることが確認できて嬉しい。
◎Mugen(9/7)
ヒトリノ夜(9/8)
「ヒトリノ夜」が聴けるなんて!LEMF以来!
◎ネオメロドラマティック(9/7)
瞬く星の下で(9/8)
これでもかと盛り上げてくるポルノ。
イントロが流れるといそいそとタオルを準備するファン。
終演後、後ろの方が「タオルぶつけてごめんなさい」と謝ってくれた。自分はぶつかられたことに気付いていなかったけど、いいファン。
◎アゲハ蝶
6万人弱の♪ラララ~ は本当にすごい。
昔の曲って廃れていきがちだけど、こんなにみんなが歌えるのはそれだけ爪痕を残している証。
◎VS
最初の「プッシュプレイ」のコードがEメジャーだったのは、「VS」がEメジャーだったから。始まりから終わりまでのつながりが感じられて、本当にサビで涙腺が緩む。
「あの日の僕は今日を見ていたのかな」と20年後胸を張って言える日が来るなんて、きっと思いもしなかっただろう。
自分が年を重ねて感じることは、続けることって難しいということ。
今は終身雇用の時代じゃなくて新しい仕事を生み出していかなくちゃいけない、決まりのある仕事はAIに代用していこうとしている。
そういう流れの中でポルノが続けてきた結果このステージがあると思ったら、根本は変わらずに変化をしていくという選択も素敵な道だなと思った。
まさにタイムリーに悩んでることのひとつの指標を示してくれて、しばらく涙が止まらなかった。
アンコール
◎オー!リバル
演奏始める前に、「ディーンフジオカさん(9/7)、福山雅治さん(9/8)が降りてきますように」と念じる晴一さん。
福山さんの件が長いのは事務所の先輩だからかな(笑)
◎Before Century~Century Lovers
アリーナにいたときは1階・2階のFu-Fuが地声多めで聴こえて、2階にいたときは1階・アリーナのFu-Fuが黄色い声で聴こえた。どちらもとんでもなく大きいのは言うまでもなく。
メンバーそれぞれ挨拶。
NAOTOさん→最近一緒にやれてないけど、心はいつもポルノチーム。
真助さん→今までたくさん二人の後ろ姿を見てきたけど、今日は本当にかっこよかったと声を震わせる。
nang-chang→30周年もできたら。
みなちんさん→終活を考えていたけど、音楽が楽しいとまた思えた。
本間さん→休んでもいいから続けてください。
晴一さん→ポルノグラフィティっていう場所は汚したくない。初恋のときの感じ。
昭仁さん→誇らしいファン。
◎ライラ
晴一さんのセリフ「みなさんが正解にしてくれたと思っていいんでしょうか」
そうか、俺についてこいタイプのバンドじゃないところに惹かれたんだ。
2日目nang-changのマニピュレーターの音が出ない。ソロの終わるちょうどいいところでカメラ目線で終わる。
音が終わる瞬間って切なくてどうしようもなくなる。
東京ドームから出るときの風圧も楽しい思い出。
ポルノグラフィティ20周年おめでとう。
個人的なポルノとの出会いは小学生の頃。
ミュージック・ステーションで見て、金髪の人たちかっこいい!と思って好きになったきっかけの「アポロ」。
「100万人のために歌われたラブソングなんかに」ちょっと反抗期だったせいか、そのフレーズにビビっとハートをつかまれた「ヒトリノ夜」。
大好きなドラマだから大好きなポルノが主題歌で毎週欠かさず聴いていた「愛が呼ぶほうへ」。
自分自身と向き合ってもう一度歩き直す勇気をくれる「ウォーカー」。
青春時代、かけがえのない友だちと仲良くなるきっかけになった「EXIT」。
心のつかえが大きくなったときに夢のようなひとときを思い出させて落ち着かせてくれる「素敵すぎてしまった」。
人生の色んなところにポルノがいて彩ってくれている。
モチベーションを保ち続けることは相当難しいこと。
歩き続けてくれてありがとう。
ポルノグラフィティのペースで進んでくれたらもうそれだけで十分。