上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM” at サントリーホール

上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM” at サントリーホール 12/13

幼い頃にピアノを習っていた。

夢中で練習していてもっと上手くなりたいと思っていたときに、有名になり始めた上原さんを知った。

クラシックをやっていたので、上原さんの音を聴いたときジャズの自由さに衝撃を受けた。

あんな風に指がなめらかで音が踊っているように弾けたら楽しいだろうなと思っていた。

それから10年以上経ち、今回初めて生演奏を聴きに行く。

クラシックのコンサートは幾度となく行ったことがあるけれど、ジャズは今回が初めて。

サントリーホールは音響が良いと聞いたことがあるので、行きたいホールの一つだった。

天井は波打つ木で作られている。あのなめらかな曲線はどうやって作っているのだろうか。

360度客席っていうのも珍しくて、今回の席は正面の反対側。

席のせいか、音響の良さはあまり分からなかった。

お客さんは主に30~40代で、一人の男性が多く見受けられた。

オーラというのか、魅せ方というのか、圧倒された。

立って弾いたり、弦を押さえながら音を出したり、初めて見る光景で目が離せない。

そしてMCは世界の顔はめパネルのお話でゆるゆる。そこのギャップね。

本編最後の曲「ラプソディー・イン・ブルー」の上原さんver.が記憶に残っている。

同じ音をずっと繰り返して弾くパートは指がつりそうになって大変。

早いパッセージは大変だけど、勢いで弾いて迫力で誤魔化すことも可能。

だからこそ、同じ運指で早く弾くパートの凄さに胸打たれた。

昔から習っていて当たり前のように感じていたけど、音楽が日常にあることが自分にとって欠かせないことだと気付いた。

ピアノを習っていたときに、先生から「なんでピアノ曲がこんなにたくさんあると思う?言葉で伝えられない想いを伝えたくて表現すると思うんだよ」と言われたことをふと思い出した。

趣味としてピアノもギターも弾き続けていきたい。

これからもクラシック、ジャズ、J-POP等々…年齢を重ねるごとに音楽を楽しんでいられたら。

2020年は行ったことのない人のライブに行ってみよう!