オトカタリ「Blanco」 - androp内澤崇仁 -

オトカタリ「Blanco」 - androp内澤崇仁 - at SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 11/15


マウントレーニアホール。好きな会場の一つ。
映画館だった頃の椅子のままだから、没入感があって良い。

物語に合わせてandropの楽曲をストリングスとピアノと共に楽しめるライブ。
座席が近かったから、演奏中の表情、弓の動き、タイミングを合わせる呼吸等、細やかなところもよく見えた。


物語:公園にて
→「何度でも背中を押しちゃるけんね」
幼少期の主人公がブランコに乗り、その背中を押す父の言葉。

物語:東京にて
◎Koi
→上京して恋人と同棲している様子。恋は始まったばかりの時が一番ドキドキする。

物語:母からの電話
◎Rainbows
→一人上京して仕事に恋に向き合っている中での母からの電話。
変わらない母の声に安心して、次に進める活力を得る。

物語:夏の夜
→自分のやりたいことを頑張るために別れ話をする。
嫌いじゃないのに別れを選択することはものすごく辛いこと。

物語:地元にて
◎September
→地元に帰り友人と会う。それを見た地元の同級生が、好きだから会おうとするもドキドキでなかなか行けず。
曲はタメてから入るところで、楽器隊と微妙にズレて微笑ましい瞬間だった。
♪俺の方が好きなのに〜 耳に残るメロディ。

物語:実家にて
◎Blanco
◎Home
→夜トイレに起きる父と娘の会話。娘の様子を察して出てくる父の言葉にまた胸を打たれる。

物語:給湯室にて
◎SummerDay
→実家から戻り気持ちも新たに仕事をする主人公。
そこからまた楽しい生活が始まりそうな予感。

物語:光
◎End roll


コンセプトのあるライブ(とよんでいいのか悩みますが)、良かったです。
物語にあった歌が流れることで、物語で受け取った気持ちの部分がより心にじんわり広がっていくような感覚。
ぜひ他のアーティストでも見てみたいと思いました。